雑学辞典
エジプト文明ナイル河流域に生まれた文明。ほとんどが砂漠だったこの地域が栄えた理由は、ナイル河が毎年もたらす肥沃な土壌と水がエジプトの豊かな農業を可能したからである。また、ナイル河の氾濫を正確に予測する必要から天文観測が行われ、太陽暦が作られ、農地の整備のために測量と幾何学が発達した。エジプトは海と砂漠に囲まれた閉鎖的な地形であるため、外敵の侵入が少なく長く独立を維持した。前5世紀のギリシアの歴史家ヘロドトスの言葉「エジプトはナイルの賜物」というのは、まさにエジプト文明を簡潔に表現した言葉である。
月太陽系の中で地球に最も近い自然の天体であり、地球の周りを公転する唯一の自然の衛星。地球にとっては地球から見える天体の中で太陽の次に明るいが、自ら発光はせず太陽光を反射し白銀色に光る。月の重力は地球に影響を及ぼし、太陽とともに潮の満ち引きを起こしている。月は約45億5000万年前に誕生し、また35億年前までは小天体の衝突が多発していたことが分かっている。その起源については様々な説があるが、1975年のアポロ計画により採取された月の石の物質的分析結果を踏まえて、月は地球と他の天体との衝突によって飛散した物質でできたとする説が有力とされている。いわゆる地球分裂説である。
諸葛亮中国後漢末期から三国時代の蜀漢の政治家・武将・軍略家・発明家。字は孔明。若き諸葛亮は晴耕雨読の毎日を送っていたが、「三顧の礼」により、以来、蜀漢の建国者である劉備の創業を助け、その子の劉禅の丞相としてよく補佐した。伏龍、臥龍とも呼ばれる。有名な『三国志演義』中の赤壁の戦いでは、「風を吹かせ」て火計をもちい、曹操軍の船団を焼き、蜀を勝利に導いた。入蜀後、諸葛亮は軍師中郎将に任命され、214年に益州が平定されると、諸葛亮は軍師将軍・署左将軍府事となる。のちに劉備は成都で即位して蜀漢を建て、諸葛亮は丞相となった。後年、五度目の北伐である五丈原の戦いにおいて、病のため陣中に没した。
大政奉還薩摩藩と長州藩が薩長同盟を結び倒幕運動を推し進めていた幕末も大詰めの時期、前土佐藩主山内豊信は、坂本竜馬らの意見をとり入れ、15代将軍徳川慶喜に政権を朝廷に返すようにすすめた。慶喜はこれを受け入れ、大政(政治をつかさどる権力)を明治天皇に返上(奉還)した。これによって約260年間続いた江戸幕府はたおれ、鎌倉幕府が開かれてから700年近く続いた武家政治は終わりをつげた。政権を朝廷に返す意見は以前にもみられたが、具体的な構想を示したのは土佐藩の脱藩士坂本竜馬であり、その実現に尽力したのが土佐藩の参政後藤象二郎である。
武田信玄戦国時代の武将、甲斐の守護大名・戦国大名。甲斐の守護を代々務めた甲斐源氏武田家の嫡男として生まれ、前代・信虎期には国内統一が達成され、信虎体制を継承して隣国・信濃に侵攻する。その過程で対立した越後の上杉謙信と5次にわたると言われる川中島の戦いを行ないつつ信濃をほぼ平定し、甲斐本国に加え信濃、駿河、西上野、遠江、三河と美濃の一部を領し、次代の勝頼期にかけて武田氏の領国を拡大した。辞世の句は、「大ていは 地に任せて 肌骨好し 紅粉を塗らず 自ら風流」。
現金現金とは一般には現金通貨のことを指し、現金通貨とは強制通用力を有する貨幣のことで、現在の日本を例に挙げれば日本銀行券と政府発行の補助貨幣がそれにあたる。一般的にはキャッシュ、お金とも呼ばれる。現金という言葉が用いられる場面としては、『預金通貨に対して、現に貨幣として存在している通貨を指す場合』『振り込みやクレジットカードなどによる預金決済に対して、現に貨幣を用いて行う決済を指す場合』などがある。資産形態としての長所は、決済用預金でない預貯金に比べて破綻の恐れがないこと、株式や債券、不動産などに比べて額面下落の恐れがないことなどである。
エイプリルフールの由来エイプリルフールの起源は全く不明であるが諸説がいくつかある。その昔、ヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していたが、1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用した。これに反発した人々が、4月1日を「嘘の新年」とし、馬鹿騒ぎをはじめた、というのが一つの諸説である。日本で、エイプリルフールが広まったのは「パチンコの負けをごまかすためにこの日にスリにあったと嘘をついた者がいた」ためとする説があるが、この説はあまり有力ではないとされる。4月1日には、世界中で新聞が嘘の内容の記事を掲載したり、TVニュースでジョークニュースを報道したりといった事が広く行われている。
スペインヨーロッパ南西部のイベリア半島の大部分を占める国。首都はマドリード。日本ではスペインと呼んでいるが、本国のスペイン語では『エスパーニャ』や『エスパニョル』と発音する。江戸時代以前の日本ではスペイン語の発音に近い『イスパニア』という呼称がつかわれていた。食習慣はかわっていて、一日に5回食事をする。【朝、起きがけにパンなど】【午前11頃に軽い朝食】【午後2時ごろにフルコース】【夕方におやつ等の軽食】【午後9時頃に軽めの夕食】。イタリア、フランスに並ぶワインの産地。南部のアンダルシア地方のジプシー系の人々から発祥したとされるフラメンコという踊りと歌でも有名である。
リチャード・ニクソンアメリカ合衆国の第37代大統領。1913年、カリフォルニア州南部、ロサンゼルス近郊のヨーバリンダ生まれ。母はドイツ系、父はギリシャ系で家庭的には宗教活動に熱心だったが、本人はそれほど熱心ではなかった。副大統領時、当時大統領であったアイゼンハワーとの間には確執があったといわれている。アメリカ大統領としてはじめての共産中国の訪問や、ベトナム戦争の終結、スペースシャトル計画など貢献も多いが、賄賂疑惑やウォーターゲート事件など、闇の部分をもった大統領とも評されている。
花咲じいさんむかしむかし、あるところに住んでいたおじいさんとおばあさんがシロという犬を飼っていました。二人はシロをとてもかわいがっていました。ある日シロが畑で吠えました。「ここほれワンワン」。おじいさんがその場所を掘ってみるとなんとそこから大判小判がザクザク出てきました。その噂をきいた隣の欲ばりじいさんが「わしも小判を手にいれる」と無理やりシロを奪って畑へ連れて行きました。しかし、嫌がるシロを無理やり鳴かせても、掘る場所から出てくるのはゴミばかりでした。怒った欲ばりじいさんは「この役立たずめ!」とシロを殴り殺してしまいました。シロを殺されたおじいさんとおばあさんは、なくなくシロを畑に埋めてあげました。すると次の日、シロを埋めたその場所から一晩のうちに大きな大木がはえていました。おじいさん達はその木で臼をつくりおもちをつきました。すると不思議なことにもちの中から宝物がたくさん出てきました。それを聞いた隣の欲ばりじいさんはその臼を無理やり奪うと、同じようにもちをつきました。しかし出てくるのは石ころばかりでした。腹を立てた欲ばりじいさんはその臼を焼いて灰にしてしまいました。大切な臼を焼かれたおじいさんがその灰を持ち帰っているところ、その灰が風に飛ばされ枯れ木にフワリとかかりました。すると灰のかかった枯れ木に満開の花が咲きました。通りかかったお殿様がおじいさんを褒めほうびを与えました。またまたそれを見ていた欲ばりじいさんは灰を横取りし、お殿様の前で「私が花を咲かせましょう」と灰を枯れ木にまきました。するとその灰がお殿様の目に入り、欲ばりじいさんは家来たちにさんざんに殴られ罰を受けました。
群馬県関東地方北西部(北関東)に位置し、県庁所在地は前橋市。東南部に関東平野が入り込んでいる他は山地が多く、著名な活火山である浅間山を始め、榛名山、赤城山など名山が多い。県域の多くが山間部であるため県の人口の7割ほどが南部に集中している。【国立公園】尾瀬国立公園、上信越高原国立公園【国定公園】妙義荒船佐久高原国定公園などがある。冬季は降雪量が多い。伊勢崎市は絣で、桐生市は織物で有名である。食物は下仁田町のねぎも有名。草津温泉、伊香保温泉、老神温泉、万座温泉、猿ヶ京温泉など温泉地としても有名。
ミネラル一般的な有機物に含まれる元素(炭素・水素・窒素・酸素)以外に、生体にとって欠かせない元素のことを指す。無機質ともいう。糖質、脂質、蛋白質、ビタミンと並び五大栄養素の一つとして数えられる。ミネラルにはカルシウム、鉄、ナトリウムなどがある。必要な量は少ないが、体中では作ることができないので、食べ物からとる必要がある。骨や歯などの構成要素の栄養素。他の成分によって吸収を妨げられたりすることもあるが、カルシウムやリンはビタミンDによって、鉄はビタミンCによって吸収が高められる。
変身グレゴール・ザムザがある朝、なにか不安な夢から目を覚ますと、自分がベッドで巨大な虫に変わっていることに気づいた。(この書き出しから物語は始まる)ベッドから起きることにも難儀をし、起しにくる家族や、心配して訪ねてきた仕事の上司たちに言い訳をならべ、扉から出ることを拒否していたが、そのうちなんとか事情を説明しようと苦労して扉をあける。その姿を見た上司は逃げ出し、母は卒倒しそうになる。父はザムザを元の部屋に追いかえす。こうしてザムザの悲しい幽閉生活が始まる。この作品では、主人公のザムザが醜く役立たずな虫になってしまうことによって引き起こされる、本人とその家族の苦悩が描かれている。
スクリュー・ドライバー氷を入れたタンブラーにウォッカとオレンジジュースを入れステアするカクテル。その昔、イランの油田で働いていたアメリカ人がのどの渇きを癒すために作ったのがはじめといわれていて、その時身近にかき混ぜる物がなく、持っていいた工具のねじ回し(スクリュー・ドライバー)を使ったのが名前の由来とされている。飲み口がやさしいわりにアルコール度は強いので、『女殺し』ともいわれているカクテル。
歴代本塁打王(日本)小鶴誠、青田昇、杉山悟、藤村富美男、町田行彦、佐藤孝夫、長嶋茂雄、森徹、桑田武、藤本勝巳、王貞治、田淵幸一、山本浩二、掛布雅之、大島康徳、宇野勝、ランディ・バース、リック・ランス、カルロス・ポンセ、ラリー・パリッシュ、落合博満、ジャック・ハウエル、江藤智、大豊泰昭、山崎武司、ドゥエイン・ホージー、松井秀喜、ロベルト・ペタジーニ、アレックス・ラミレス、タイロン・ウッズ、タフィ・ローズ、新井貴浩、村田修一、小笠原道大、松中信彦、フェルナンド・セギノール、アレックス・カブレラ、中村紀洋、ナイジェル・ウィルソン、トロイ・ニール、小久保裕紀、ラルフ・ブライアント、オレステス・デストラーデ、門田博光、秋山幸二、ブーマー・ウェルズ、トニー・ソレイタ、野村克也…etc
神の手ゴールと伝説の五人抜きアルゼンチンのサッカー選手、ディエゴ・マラドーナはかつて神の子と呼ばれた天才レフティー。数々の名プレーを残しているマラドーナだが、中でも「伝説の5人抜き」と「『神の手』ゴール」は有名である。1986年6月、W杯・メキシコ大会準々決勝、対イングランド戦の後半早々、イングランドDFがGKへバックパスを送った瞬間、マラドーナがペナルティーエリア内に走り込んだ。焦ったシルトンとマラドーナとの競り合いになったが、マラドーナはボールを素早く左手で叩き、ボールはそのままゴールインした。イングランドの選手はマラドーナのハンドを主張したが、審判はマラドーナのゴールを認め、後にマラドーナがこのプレーを「あれは神の手と、マラドーナの頭から生まれたゴールだ」と発言した事から、「神の手ゴール」という呼称で巷で知られるようになった。それから4分後、センターライン付近でボールを奪ったマラドーナは、そこから右サイド寄りに猛然とドリブルを始め次々とイングランド選手をかわし、そのまま驚異的なスピードでペナルティエリアに進入。そして5人目のGKのシルトンをもかわして、マラドーナはそのまま無人のゴールにボールを蹴り込んだ。この伝説の5人抜きゴールは、マラドーナのプレースタイルを象徴するして知られている。
ロック音楽の歴史ロックのルーツは黒人のブルースが起源。1900年頃アフリカから奴隷としてアメリカにつれてこられた黒人が自分たちの娯楽としてはじめた黒人霊歌がブルースに発展しアメリカ南部に広まる。1950年頃チャックベリーやリトルリチャードらによってよりリズミカルな音楽(ロカビリー)に発展し、その後エルビスプレスリーの登場によって白人の間でも大衆音楽として認められるようになった。プレスリーに影響を受けたビートルズやローリングストーンズが現在にいたるロックミュージックの地盤を固めたといえる。
アメリカン・ショートヘアーアメリカ生まれの猫で、アメショーの愛称で人気もある。その昔アメリカの開拓地でたくましく生き抜いてきた。長く、野外の厳しい環境で順応してきたので被毛は丈夫。アメリカの西部開拓時代、荒野のネズミやヘビの退治に大活躍し人間に大切にされた。ワーキング・キャット(働く猫)と呼ばれるように体形はがっしりしている。大きな頭にやさしい表情が特徴。野性的なハンターとしての一面を持ちながらも、その性格は優しく穏やか。頭もよく、子どもともすぐに仲良しになれる。自然のなかで育ってきた品種のため、獲物を獲る習性は今でも残っており、カゴなどの中に入れるとストレスがたまりやすい。
名作映画『2001年宇宙の旅』1968年のアメリカ作品。監督はスタンリー・キューブリック。公開当時、台詞や説明を極力省き、視覚表現で観客に訴えるという手法は極めて斬新であった。多くのSF映画は宇宙船がエンジンをふかしたり宇宙空間で爆発が起きたりと、なにかしらの効果音をつけてしまうが、実際には空気のない宇宙空間では音を伝える媒体が無く物理的に音が聞こえることはない。この映画はその点の科学考証を厳格に守り、船外のシーンでも人間の呼吸音や無線のノイズのみに限定している。製作準備中、監督のキューブリックは日本の漫画家・手塚治虫に宇宙船のデザインや美術監督を依頼したが、多忙な手塚治虫はこれを断っている。
グレー・ハウンド長い歴史を持っており、古代エジプトや古代ギリシャのころから猟犬として王室で飼育されていた犬種。11世紀ごろは身分の高い人々しか飼うことができない種だった。その足の速さから現在でもドッグレースで活躍している。性格は感覚鋭敏で闘争心が強い生粋の猟犬といえる。猟犬のもち前の本能により獲物を追いだすと夢中になって疾走しかねない面をもっているので、きちんとした訓練をしないと一般家庭で飼うのは難しい。日常的には穏やかで大人しく、愛情豊かな犬。
更新日 2009年01月09日